2022年6月5日日曜日

チェリまほTHEMOVIEの超個人的感想

どこかに備忘録的に
残しておきたいと思ったので
お知らせの時だけ使ってる
blogに残しておこうと思います。

書き始める前に
いつくかtwitterで流れてきた
感想などは読ませてもらったのですが、
物凄い数の方が書かれてるので、
知らずの被りなどがあればすみません。

そして感想は本来
私はメモして書くタイプ…というか、
メモしないと書けないタイプなのに
映画館暗すぎてメモできなくて
(想定外でした…汗)



脳内だけを頼りに書いてるので、
間違ってる箇所多々あると思います。

あと正直に書いたので、
批判や反論などはありませんが、
解釈違うな…と感じた方は
不快になることあるかもなので、
その際はお手数になりますが、
そこで止めて頂ければと思います。


では、現在2回鑑賞した
「チェリまほザ・ムービー」の
超個人的な感想になりますが…


いきなり冒頭で
あのおなじみのBGMが流れた瞬間に
言葉にならない感情の大波が来て
そこから変わらぬ姿と声の
安達さんが現れた時には感極まりました。


 

おかえりなさい~!!!
そして映画化おめでとう!!!
心の中でクラッカーを
ありったけ鳴らしました。

そしてプロローグとして
1~12話の振り返り映像が来て、
まさかこの最高な作品を
大画面で見せてくれるとは!!!
とまた心の中で歓喜しました。

そこからドラマを観た人は
きっと誰もが気になってたであろう
あのクリスマスの直後から始まって、
「え!ここ見ちゃっていいの??」と
思いっきり覗き見してる感覚になり、
嬉しいんですけどかなり動揺して、
始まってたった数分だというのに
情緒がめちゃくちゃになってしまって
私はちゃんと最後まで観れるのか…
と不安すら覚えてました。

いやだってまさか帰宅後に
いきなり寝室に安達さんを、
言葉良くないかもですが
連れ込んでるとは思わず、
想定外と言うか…
想定以上の展開だったので、
盛り上がっちゃった気持ちは
とてもわかるんですけど、
ゆっくりじっくりは終了ですか
黒沢さん!???
わかってるけどわかってない感じの
安達さんにもハラハラする!!!って
静かに観てましたけど
心中は完全にパニックでした。

でも六角くんのうっかりな電話と
安達さんの平和なお腹の音で
なんとか一息つけたので、
黒沢さんには申し訳なくも
キャパオーバーしていた
私の情緒が助かりました…(^^;



因みに上映には入ってなかったものの
アドリブだとここの黒沢さんは
スマホの電源切ってて
さすが~!って笑ったんですけど、
町田さんの解釈すご過ぎる…。
憑依レベル…。


 

ただ、ここのチキンラーメンの
「大好き」発言に対する
黒沢さんの固まってしまうところで、
嬉しさなのか嫉妬心なのか
私は初回では判断できませんでした。



でも映画化記念のオンライン配信で
「傍から見たら固まってるけど
脳内では妄想でいっぱいだから」
って言う感じの発言を聞いて
嬉しさの方なんだなと受け取りました。
固まってる黒沢さんの妄想
絶対楽しいから全部見たい…♪


 

で、この後の展開で
ガチのチキンラーメンが
振舞われてしまうことは
なんとなく予告から
想像できたんですけど、
黒沢さんはもしかして
あっちのチキンラーメンを
知らない人なのかも…と
ちょっと思ったりもしました。
輪切りレモン水を飲むことが
日常の環境という人なので
お母さんの印象からしても
食べさせてなさそうだな~
とか思ったので。



因みに、対比のごとく
麦茶だけはちゃんと沸かして
飲んでるという安達さんの
実写公式設定は
それまでの家庭環境を
いろいろ想像させてくれて
好き過ぎました。
※この設定考えた方は天才かと!



そこから
魔法が解けてない展開に
なるほど~!上手い~!と
偉そうに感心してたんですが、
魔法を本人より使いこなしてる
黒沢さんが実写でも見れて
嬉しかったです。

エレベーターを出た後に
浮かれてターンしてる黒沢さんが
最高に面白可愛かったんですけど、
これまたアドリブ??
…なんでしょうか、
この黒沢さんを見た時に
黒沢さんが妄想したり浮かれる度に
黒沢さんの後ろに黒沢少年合唱団が
わらわら集まって来て歌いだす
ミュージカルとか観たいな~って
思ってしまいました。
きっと微笑ましいし超かわいいはず♪

 

 

そして後日のキャンプデートは
なんというかもう
ただただご褒美映像でした。
あ~二人は幸せなんだな~
良かったな~~~なんという多幸感☆



…ってここはほぼアドリブっぽい
ことを言われてた気がするんですが、
川を渡る安達さんがプルプルしてて
めちゃくちゃ可愛かったです♪



ニジマスをしゃいでる時はもちろん
木を見つけた時も
滝を眺めてる時も
全部全部可愛かったです♪


 

そのあとは気になってた
年末年始まで見せてもらった上に
柘植先生や湊くんと合流する
四人の風景も拝ませてもらって
大変嬉しかったんですが、
待ち望み過ぎた映像と言うか
あまりにも理想的だったので、
既視感を覚えるレベルでした。




そしてここから
二人の関係の試練と言うか
転機になる長崎の転勤話へ。

 

 

長崎の話を
ニコニコ話してる黒沢さんと
動揺して聞いてる安達さんの
対比が切なかったですけど、
展開を知ってるので大丈夫…と
言い聞かせてる自分に
今思うと結構応えてたんだな~と
思ったりしてます。


本音を言えない優しい二人は
すれ違ったままの
遠距離になりますが、
ここで本来の目的を見失わず
仕事を頑張る安達さんは、
いつも身近で応援してくれる
黒沢さんがいない環境での
頑張りだったので、
自らの意志を感じられて
頼もしかったです。


逆に黒沢さんは表情消えてて
上手く呼吸すらできてない感が
伝わって来て観てるだけでも
苦しかったです。


でも安達さんも
頑張り慣れてないので
頑張り過ぎの睡眠不足から
倒れてしまう展開にー。

それを会社で知った黒沢さんは
おそらくパニックどころか
心がぐちゃぐちゃになってるのに
人がいない場所で安達さんに電話する
適切な判断力が居た堪れなかったです。

弱ってたり傷ついてる姿を
見せない振る舞いが上手すぎて
誰にも気付いてもらえなかったことが
何度あったんだ…この人は…と
容易に想像できてしまって…。

そこから
意識を取り戻した安達さんは、
黒沢さんに連絡したいけど
スマホしか連絡手段がなく、
途方に暮れてしまうことによって、
この二人が抱えてる
リアルな問題に気付かされます。

明確な言葉もない上に
気持ちの置き所を作ってくれる
演出のBGMもない状態で
ただただそのどうしもない現実が
雨音の中で沁み込むように
静かに伝わってきました。

観た方はわかると思うんですが、
ここで物語の流れと言うか
深みが変わりますよね。

正直に書きますが…
私は初回でこの変わりように
かなり動揺しました。

え、チェリまほってエンタメだよね?
なのに現実にある社会問題へ
踏み込んでいくの?…って。

その困惑具合も相まって
ピントの合ってない画面から
黒沢さんがフラフラと
びしょ濡れで近寄って来る姿は
会えて良かった~!と
単純に喜んでしまえないような
複雑さがありました。



ただ二回目に観て感じたことは、
演出を控えめにすることによって
見る人に余白を与えたと言うか
核にある部分の捉え方を
任せてくれたように私は思いました。

ホント勝手な解釈ですが、
今気付いたその部分に関して
自分自身の心に触れてみて
感じたり考えたりしてみてほしい。
そういう試みのような
メッセージを感じたんです。

これって言葉良くないかもですが、
CMのノイズが入らない
映画だからこそできることだし、
そこに映画化する一つの意味が
あるのかな…と思ってるんですが、
違ってたらすみません…。
(違い可能性大いにある…^^;)
 

その後ひとまずの部屋に着いた
黒沢さんの零れるような弱音は
自分の気持ちに耐えかねたようで
本当に辛そうですが、
そこでときめいてる安達さんは
実はSみありますよね…って
そういうとこ私は好きですって
息を飲むシーンながら
ロクでもない感想抱いてましたが、
安達さんはなんでこんな
怯えるように慎重に
触れていくんだろう?
心読めるから黒沢さんに
気遣ってるのかな?とか、
ちょっと的外れなことまで
思い始めてたんですけど…、
あ!違うっっっ、
相手の心を読むためじゃなく
自分の心を伝えるために
触れてるからだ!!!と
手の握り方で気付いて、
同時にカッコ悪いと自覚ある
黒沢さんが全てその心を
聞かれてしまうのを知って尚
深く握り返してるところで
演出すごい~~~~!!!
ああああああ!泣く!!!!と
感動&涙腺崩壊でした;;;;;
というかあちこちから
すすり泣きの声聞こえてました。
いやこの二人の覚悟を思うと
涙なしではホント無理でした。
ちょっと今思い出しても泣きそうです。


翌日、そんな二人を祝福するように
優しい光が差し込んでくる部屋は、
神々しさすらあって
再度涙腺にきました;;;;

ドラマでも思ってましたが、
チェリまほは光の入れ方が
本当に素晴らしい…。

ここでは安達さんが
二人分のコーヒーを入れる
何気ないシーンがあって、
なんかちょっと慎重?
入れ慣れてない?とか
薄っすら思った記憶があるんですが、
あとから風間監督のインタビューで
初めて安達から黒沢にコーヒーを
入れてる大事なシーンなので…と
演技指導の話で知って納得でした。



確かに思い返せば、
コーヒーはいつも黒沢さんから
受け取る側の安達さんだったので、
ここで関係性に変化があったことを
表現してたのか~!と唸りました。
もう一度じっくり確認したいので
DVDが待ち遠しいです♪

で、起き抜けにもちょっと
違和感ある表情してた安達さんの
魔法がなくなってることに
慌てふためくシーンで、
黒沢さんが心配そうに確認しつつも
確実に密着度が上がっていく
ちゃっかり具合に笑いました。
 
 
繊細なのに逞しい黒沢さん、
最高です☆



長い長崎の勤務を終えて
東京本社に戻る安達さん、
個々にお土産を忘れない気遣いと
自分の意見をちゃんという
成長具合を感じさせつつ、
藤崎さんや六角くんや浦部さん達と
談笑してる姿は微笑ましくて
もっと見ていたかったです。

 




…ってここから同棲生活が
スタートしてたと思いますが、
実はかなり記憶が曖昧です。
(間違ってたらすみません…^^;)
安達さん宅に引っ越すの意外というか
なぜ狭小の方へ?と思いましたが
「安達の好きな物に囲まれて暮らしたい」
という安定の黒沢さんな理由で
なるほど理解でした。




しかも安達コレクションを
ちゃっかりしっかり持ち込んで、
連写したり念写したりで
黒沢さんが同棲生活を
全力で楽しんでる姿が
とても微笑ましかったです。




あと二回目で気付いたんですけど、
黒沢さんが安達さんに抱き着く時って
毎度首元のニオイ嗅いでるんですね…。
これって一話の伏線だと思うんですが
細かさと歪みなさに思わず笑いました。

ここもアドリブっぽいですけど
憑依感あるので無意識な気もして
リリイベあったら
ちょっと聞きたいところ…です。

そして4人でのお祝い会。
うわ~見たかった!嬉しい!!
ってなりました。



お料理美味しそう~って
これ作ったの黒沢さんって
わかるのもすご~~~!って
料理担当や美術さんにも
感動しましたが、
黒沢さんと湊君が会話してるの
あまり聞き取れなかったので
DVD化がホント待ちきれないです。

それから帰り道の柘植先生は
いつもの小説家っぽい
言い方になってないところが
本音っぽくて愛しみしかなくて、
一緒に暮らす理由として
これ以上の理由はないと思いました。

向き合うんじゃなくて
横に並んで応える湊くんは
とても素敵でカッコ良かったです。

 

 

で、ここから原作にもある
両親に報告する話へ~
まずは安達家からで
初めて見る黒沢さんの眩しさに
みんなが固まってる中で
目をしぱしぱさせてる弟さん
最高でした!!



安達家はイメージ通りの温かさで
黒沢さんと安達パパの会話は
沁みました。

あと姪っ子ちゃんの「どうぞ」と
黒沢さんの「ありがとう」のやりとり
大変可愛かったです♪



反して難色を示してる黒沢家、
これは快諾してくれた
安達家のことを思うと、
確かに言いずらい気持ちわかる…
そしてまた人知れず
抱え込もうとする黒沢さんに
気付いた安達さんが
言葉で救ってくれるところは
原作と同じ流れながら
ホッとしました。


…って原作でもそうなんですが、
安達さんは鈍感なんですけど、
でも気付いた限りは
どんなに困惑してても
見て見ぬふりしないんですよね。

そういうところに
黒沢さんは惹かれたんだろうなって
納得させてくれるシーンでした。

その心情を表すかのように
暗い場所に居る黒沢さんに
寄り添ってる安達さんという
二人の姿は暗がりだからこそ尊くて
映像的にも美しかったです。

そこから黒沢家の訪問ですけど
安達家の素朴な茶系の部屋の色味とは
相反して洗練された青と白の
緊張感さえ感じる完璧な室内…
色でも実家の環境が伝わる演出
すごいな!!!って思いました。
(語彙力…^^;)


ここからも
原作と同じ感じの流れで
安達さんがめちゃくちゃ
カッコ良かったですが、
実写であのセリフ聞けるとは!と
黒沢さんじゃないですけど
こちらも心臓止まりそうでした。

映画では恋から愛へが
描かれてると
豊田先生が言われてたと
思うんですが、
愛は人を強くすると言う
シンプルだけど尊いことを
安達さんの成長を通して
観れたことは、
途中からの視聴でしたが、
このドラマに気付いて
観ることができて良かったな~と
しみじみと嬉しさが広がる感覚でした。

で、この後の海のシーンは
MVかな?って思うくらい
果てしなく美しかったです。




海は荒波でしたけど、
こんなに快晴の中で
二人が歩いてるシーンって
初めて観た気がします。
今思うとドラマの頃から
天気が結構暗示的な演出に
使われてたんだな~ってわかるので、
またドラマを見直したい
気持ちになってしまいます。
なんというか観る程に
エンドレスな魅力がある
チェリまほ☆

ここで黒沢さんが
指輪を渡すんですけど、
そのスマートさに感動しつつ
願掛けに買ったという
愛情の重さがマジ黒沢さんで
この人やっぱり最高だな!って
ニコニコしました。

二人で指輪をした手を
二人で眺めてるシーンは、
ドラマのOPでは
それぞれ一人で何もない手を
眺めていたところから
始まった物語だと思うと、
やっとここまで来ました…感あって
いつまでも見ていたい気持ちでした。


そんな感動中の余韻のあとに
まさか実写で二人の結婚式が
観れるとは思わず、
突然の感情のふり幅に
ちょっとパニックになってました。

でもみんなに祝福されて
二人がとっても幸せそうで
本当に良かった~!と
単純に思ってたら
これが現実じゃない説を見て
理由もなるほど…で
一理あるな~とも思いました。

私個人の見解としては、
ここはまだ叶ってないこと
だったとしても、
いずれ現実になること、
なのかな…という感じです。

理由としては単純なんですけど、
原作が式を上げてくれてるので☆
(豊田先生ありがとうございます!)

ただ、この先の展開で
夢物語から覚めるように
二人が決心して歩き出すところこそ
私の中では概念的なもの…という
印象を受けました。



細かい事なのかもですが、
少し違和感だったんです。
この二人がこの道幅で
歩道の中央を歩くかな…?って。

向こうから歩いてきた人に
どちらかが避けないと進めない道で
自分達が譲らない歩き方をする
二人ではない気がするんです。

なんだったら最初から
端を歩く人柄だと思うんです。

なので気持ちの映像だと
私は解釈しました。


そしてついにエンディング~
ここまで音楽がずっと控えめだったのに
最後の気持ちの置きどころは
ちゃんと請け負いますね、と
言わんばかりの曲と歌詞で泣けました。

なんて言うか、
まとめ方が下手で
長々とここまで書いてしまいましたが、
じんわりと自分の中にある気持ちに
触れさせてくれる作品なので、
もし映画が初見であっても
きっと何かしら響いて
考えるところがあったと思いますし、
でも問題提起だけではないと言うか
投げっぱなししたわけではない
誠実さと温かさとエンタメみも
感じられる作品でした。

私なりに今までたくさんの
映画を観てきましたが、
こんなにずっと余韻が残って
形容できない気持ちに触れて
向き合ってみた作品って
今までなかったので、
感想にすごく時間がかかりましたが、
観れて良かった!
映画化してくれてありがとう!!!
全てはこの言葉に尽きます。

まだ観てない人がここを
うっかりにも読んでくれてるなら、
延長上演館を探してでも
観る価値ありですので、
興味が湧きましたらぜひ映画館へ!
と思います☆

ではここまでお付き合いくださった
とんでもなく忍耐力のある皆様、
(おられるのかな…?^^;)
超個人的な備忘録にもかかわらず
読んでくださりありがとうございました。

映画で完結って声も聞きますが、
安達さんと黒沢さんの新婚生活と
ヘリコプターとバラの映像が
どうしても実写で観たいので(強欲)
私はドラマ二期あると信じてます!

なのでこれからも
引き続き応援しております~(^^)ノシ

※描かせてもらったイラストは
公式インスタと予告など公にされてるもののみを
参考にさせてもらいました。
(映像補完はビジュアルブックがおすすめです♪)